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テレビ無許可回収容疑で業者捜索 南あわじ

地上デジタル放送完全移行などに伴い不用となったアナログテレビを無許可で回収していたとして、兵庫県警生活環境課と南あわじ署などは8日午前、廃棄物処理法違反容疑で、南あわじ市内にあるリサイクル会社の支店を捜索、関係書類などを押収した。

捜索容疑は、男性支店長(37)が7月6~9日、同市内の男性らが支店に持ち込んだアナログテレビ計3台を引き取り、無許可で一般廃棄物収集業を営んだ疑い。

県警によると、この会社(本店・三重県松阪市)は登記簿上、南あわじ市の支店を7月6日から営業。
県警は、同24日の地上デジタル放送完全移行を前に、廃棄テレビの増加を見込んで違法な回収を図った疑いがあるとみている。

テレビを引き取る際、運搬料名目で1000~2000円を請求していたという。
支店はパチンコ店の跡地にあり、敷地内に高さ約2メートル、約200平方メートルにわたって電化製品類が野積みされていた。テレビは少なくとも数百台に上るとみられる。

捜査関係者によると、支店長は「貿易会社に出すため、テレビを集めていた」と説明しているという。
廃棄テレビは消費者がリサイクル料を払い、家電小売店などへ引き渡すよう家電リサイクル法で定められている。県環境整備課などによると、費用は約1700~4000円が相場という。

また、県内のアナログテレビの不法投棄台数は2010年度、3149台で前年度から620台増えている。

(2011/09/08 15:36 神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0004449196.shtml

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