遺品整理士とは遺品整理のノウハウと関連する法律に関する知識を身につけたプロフェッショナルのことです。
しかし、遺品整理士の資格は民間資格で国家資格ではなく、業界全体を管理している機関もないため、ある程度のお金を出せば誰でも取得できる資格であるという側面は否めません。

ですから、遺品整理士だからといって一概に信頼できるわけではないのですが、それでも通信教育などで真面目に勉強をして資格を取得している人もいるので、ないよりもあった方がまだ信頼をおけると考えることもできます。

遺品整理士の通信講座では、遺品整理の手順や法律を学ぶのはもとろんのこと、命の尊さについても重点が置かれています。このような内容の仕事なので、流れ作業的にすませるわけにはいきません。
やはり、故人を敬うことを忘れずに働くことが何よりも大切なのです。

つまり、供養に対する認識を持って、生前の思いがこめられた品物を丁寧に扱うことができる人でなければ、適性があるとはいえないでしょう。また、遺族の意向に関して思いをめぐらすことができることも重要です。
遺族ひとりひとりの意見が異なることもあるかもしれませんが、できるだけ円滑の事を進めることができるコミュニケーション能力も重要です。