家電などの廃棄物を無許可で有料回収したとして、宮城、埼玉、千葉、愛媛の4県警は8日、廃棄物処理法違反(無許可営業)などの疑いで、「再生工房」名で廃品回収をしていた「グローバルマネジメント」(神奈川県藤沢市)の支店長ら14人を10日に逮捕する方針を固めた。
同社の支店は全国に16カ所。4県警は10日以降、関係先を家宅捜索し、事件の全容解明を進める。
捜査関係者によると、支店長らは、廃品回収業を県や市町村に無許可で営業していた疑いが持たれている。
また、消費者庁によると、同社は不用品を無料で引き取るとしながら、トラックなどに積み終えた後に高額な料金を請求。客が断ると、脅して支払いを強要していたとされ、4県警は特定商取引法違反の疑いでも捜査する方針。
同社をめぐっては、宮城県警が6月、本社や宮城支店を家宅捜索。千葉県警も8月に千葉支店を捜索するなどし、連携して捜査を進めていた。
消費者庁は8月、特定商取引法違反で同社に6カ月間の一部営業停止を命じ、宮城県警に刑事告発した。
国民生活センターには2008年度以降、約200件の苦情が寄せられていたという。
2010/11/09 02:02 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110801000876.html